GSX-S750でいく岐阜の県北ツーリング
さて、これからツーリングシーズンなのにもらい事故でバイクがなくなってしまったが、昨今の世界情勢や半導体不足のせいで次のバイクが来るのがかなり先になってしまう。
いつまでも悶々としていても仕方ないので、逆にこれをいろんなバイクをレンタルするいい機会だと考えることにした。保険金いっぱい出るし
今まで試乗会等に行ったことがなく、乗ってきたバイクが オフ車→SS→一瞬250ネイキッド→SS と偏ったバイクしか乗ったことがなかったのでいい経験になりそう。
もらい事故とはいえ事故をした一ヶ月後なので、気をつけて走るゾ!
概要
この時期の岐阜の県北に行きたすぎて「待ちきれないよ、早く出してくれ!」と禁断症状が出だしているので目的地は決まり。
レンタルしたい車種が用意してあるのと自宅と目的地へのアクセスを考えて今回はレンタル819名駅店を利用した。
一見岐阜まで遠く感じるが、割り切って高速を使えばそこまで時間もかからない・・・はず。
名駅をバイク装備で歩く羞恥プレイにさえ耐えるだけだ。
土曜日の朝イチだから混みそうだから早めに行くゾ!
・・・と息巻いていたが猫ちゃんに妨害工作を受けまくりいつも通りギリギリに到着し、手続きが終わったのが結局30分経過してからになってしまった。
今回レンタルした車種はこちら
今や現行車で唯一となってしまった750cc直4の生き残り、GSX-S750。
なんでも兄貴分のGSX-S1000が強すぎて影に隠れてしまっているが、ミドルクラスはいいゾおじさんのワイはあえてこっちを選んだ。
ちなみに公式のキャッチコピーはこうらしい。
見かけといい、キャッチコピーといいめちゃくちゃスポーティーなバイクだけど次乗るならトコトコバイクがいいと考えている自分に合うだろうか。
第一印象
一通り説明を受け、改めて車体を見ると凄くコンパクト。
400cc通り過ぎて250ccくらいな車格。
跨ってみると足付きも良く(身長172cm、股下80cmでほぼベタ足)、引き起こしても軽くて212kgあるバイクってことを忘れてしまう。
君、本当に750?
外観はギュッと凝縮されている感じがかっこいい。
スズキ車特有の写真で見るより実物見たほうがかっこいいのがこの車種でも発揮されていた。
エンジンつけるとちょっと乾燥気味で音量が抑え気味なアイドリング音。
一応4気筒の音がするから、借り間違えではないゾ(池沼)
低温がお下品に響く感じでなく、軽快さを感じる音で個人的に好き。
これなら早朝の住宅街でも問題なさそう。
ポジションはしばらくセパハンのバイクばっかり乗っていたからバーハンがすごく楽に感じた。
ステップの位置も前すぎずちょうどいい。
ちょっとクラッチのセッティングに苦戦しながら発進するとこれはまたマイルド。
アクセルを多少ラフに扱ってもすっ飛ぶ感じは全くない。
アクセルやクラッチ、乗り味、排気音、全てが軽く感じる。
君、本当に750?
高速道路
普段はどちらかというと高速を使うことは避けたい派だが、名古屋の市街地を下道で抜けるのはただひたすら苦行なためすぐ高速課金レーシングを開始した。
名古屋高速→名神→東海北陸道で美並ICまで高速ワープ。
加速レーンでちょっと頑張って加速してみたら、ようやく本性が現れ始めた。
8,000回転くらいからフォワアアアアンみたいな音に変わってぐっと加速し一瞬で法定速度+αに到達する。
しかし、加速が終わりギアをあげて低回転を維持すると非常に振動が少なくてシルキーなエンジンに戻る。
なんかこの記事でエンジンが消える!?なんて大げさなこと書いてあって「いやそうはならんやろ」、って思ってたけど本当に低回転だと存在感が消える。
巡航時は振動もなく穏やかだが、追い越す時にギアを下げてアクセル捻ったら急にSS由来のエンジンな一面を見せる。そんな感じ。
ただ、やはりネイキッドの宿命で防風効果がないため、風圧で地味に体力が削られる。
さらに、車体が機敏なため僅かな入力でもスッと動いてしまうのとギャップの衝撃を正直に拾ってしまうため、高速道路の走行は少し疲れた。
まぁ比較対象が高速走行時の防風効果と安定感が半端ないR1000 K1だったので仕方ないといえば仕方ない。
無理して飛ばさずにこまめに休憩すれば問題なさそう。
下道をまったり走る
ざっくり岐阜の県北と表記してしまったが、今回走るのは せせらぎ街道→R158→やまびこロード といういつものルート。
ただ、せせらぎ街道は序盤が退屈なので、和良まで一旦東に行ってこもれびロードで明宝まで抜けるルートを通ることにした。
最近のマイブーム。
まずはR156でのんびり郡上八幡まで北上する。
標高が低いところは桜が終わっているものの新緑がすごくきれい。
下道をのんびり走るのはどうやらこのバイク、結構得意らしい。
とにかくエンジンがスムーズなのとポジションが楽でストレス知らず。
見かけより大人向けなバイクだと思う。
いよいよワインディングですよ
郡上市の少し南のあたりから東へそれて、和良を目指す。
峠道を走っても乗りやすい印象は変わらない。
のんびり走っても一切苦にならないし、キビキビ回して走ってもギクシャクすることなく乗りやすい。
ハンドリングは素直。
少ないバンク角でスッと曲がってくれる感じ。アマリング生産機。
いまいちバーハンに慣れてなくて変な入力しちゃうことがあったけど、その時はちゃんと変な挙動で返してくれた。
変にバイクにごまかされないので、しっかりマージンさえ取っていればどう乗ったらいいか分かりやすい。
道の駅 和良
名古屋から走りっぱなしだったので、道の駅和良で休憩兼バイク眺め。
メーターはデジタル。
一見見づらそうだが実際乗ってみるとめちゃくちゃ見やすい。
タコ、メーター、ギアポジ、時計、TC、水温は常時表示、トリップABオドは選択、燃費計は平均と瞬間を選択(どちらもkm/lとl/100kmの切り替え可能)
フロントフォークは倒立でプリロードのみ調整可能。
キャリパーはNISSINのラジアルマウントで、ディスクはペタル。
いいキャリパーのおかげで、マスターシリンダーがラジアルではないものの効きもフィーリングも悪くない。
リアシートは小さいのでアヘアヘ過積載キャンツーおじさんは素直にキャリア買おう。
角材感がなくなったスイングアーム。
GSRのときはさんざん言われてたからなぁ。
この角度が本当にかっこいい。(ヘルメット邪魔)
こもれびロード
こもれびロードはせせらぎ街道の少し東側を並行して走ってる快走路。
快適な道なのに車がほとんどいない穴場で、集落の素朴な雰囲気を楽しみながら走れるおすすめルートだ。
道中ずっとこんな感じ。車はほとんどいなかった。
新緑が気持ちいい。
標高が上がり徐々に桜が見られるようになってきた。
國田家の芝桜
こもれびロードを抜けて本日最初の目的地に到着。
もはやこれのために今日のルート組んだと言ってもいい。
おばあちゃんが凄い勢いで芝桜を植えてたらいつの間にか名所になってしまい、数々の賞まで受賞してしまったというスポット。
時期が時期なだけに人がそこそこ多かったが素晴らしかった。
天気さえ良ければなぁ!
天気が悪いせいで写真が微妙な感じになったが、肉眼ではなかなかキレイだった。
どうしてもレンタルだと一眼を持ってこれないが、晴れてたら一眼持ってこなかったの後悔してたと思うのでちょうどよかったかも。
脱出するのに少し渋滞にハマってしまったのでせっかくなので発進時に少しだけ回転を上げてくれるローRPMアシストをちょっと試してみることにした。
ちょっと半クラにすると、アクセルをひねらなくてもエンストせずに前に出る。
普通に発進する時はよく分からなかったけど、ダラダラした渋滞の時に便利かもしれない。
渋滞の時もそこまで熱くならなかった。
スズキのバイクって全体的にエンジン熱の処理がうまいのかな。
R1000も真夏に乗っててもそんなに熱くなかったし。
せせらぎ街道からは急ぎ足
行楽シーズンということもあり車も多いのでまったりペースで走った。
頂上の方はまだ春が来ていない印象だが、それ以外は概ね新緑が楽しめた。
ただお天気が雨は降らないものの終始曇っており残念。
せせらぎ街道を抜けたあとに道の駅ななもり清見の前にある文蔵さんでお昼ごはん。
鶏ちゃん定食おいしかったなー!なんで写真撮り忘れるかなー!(ブロガーの屑)
ご飯を食べ終わったあたりで徐々に返却時間が気になり始めた。
5時に返却を目指すとせめて3時半には高速を乗っておきたい。
時刻はもう1時半。
いろいろ寄りたいところはまだまだあるけど断念して先を急ぐことにした。
ここからは車も少なくなるので快適にサクサク走れるが、やっぱりこのバイクはどのスピードでクルージングしても素晴らしい。
低回転だとレスポンスが穏やかでのんびり走れるし、5,000回転以上だとギクシャクしない程度にレスポンスが良くなるので、ギアを変えるだけでモード切替っぽくなる。
だからリッタークラスみたいにどの回転からでもとんでもない加速をする訳ではないのでそういうのを求める人には物足りないかもしれない。
が、ある程度気軽に高回転を楽しめるのがやっぱりミドルの特権だと思う。
高回転エンジンながら低回転で息継ぎしたり走りにくい感じは皆無。
やまびこロードで締めのワインディング
いよいよツーリングも終盤でひるがの高原からやまびこロードに入った。
相変わらずワインディングは楽しいものの少し気になったことがあった。
コーナリング中にアクセル開け始める時に、ちょっとツキが良すぎて「おっとっと」ってなることがあった。
そっと開け始めてグイッと開ければ大して問題ではないけど、ここらへんは慣れやチェーンの調整でなんとかなりそう?
あとケツが少し痛くなった。
最初から薄くて面積の少ないシートだなぁと思っていたので嫌な予感がしていので、予想通りではあったけど。
なるべく後ろすわったりお尻に負担をかけないよう頑張っていたが、結局最後は抵抗虚しくケツ痛を発症してしまった。
長距離ツーリングするならゲルザブはほしいところ。
このままぎふ大和ICから高速に乗り返却に向かい終わりっ!
本当は寄りたいスポットまだまだあったけど、8時間という枠を限界まで使ったので多少はね?
総評
すごくいいバイク。
改良に改良を重ねてるであろうエンジンは古臭さが一切なく、現代的というか無駄がなくてどの回転域でも非常にスムーズ。
足回りは少しギャップ拾いやすいかなとは思うものの素直なハンドリング。
のんびりツーリングにもサクサクツーリングにもどっちにも使えそう。
今回行かなかったけど、この穏やかな低速域なら酷道、険道ツーリングも捗るんじゃないかな。
取り回しも楽だから気軽に日常で使っても問題ないと思う。(これに関しては原2最強ではあるが)
なんというか楽で乗りやすすぎて、この気軽さを表現するのは誤解を恐れずに言うと「ナナハンのエンジン積んだ自転車」みたいな感じ。
燃費は今回のツーリングで満タン測量法で25km/l。
4気筒でこれ以上の燃費出せる車種あるの?
ケツ痛シートとか細かい欠点はあるものの、特に気にはならなかった。
ただ、乗りにくいバイクを悪戦苦闘しながら乗るみたいな楽しみは全く無いので、そういうのを求める人は物足りないかもしれない。
優等生で欠点がほとんどなく、乗りやすくて、いい意味で(低回転時は)存在感がないエンジン。
これってひょっとして・・・
\アッカリ~ン/
三重県の奥地探索、そして・・・
冬将軍再来
先週の半ばまでは日中は上着もいらないほど暖かかったにも関わらず、金曜日から寒さがまた戻ってきてしまった。
体壊れちゃーう!
ただ、ぼちぼちバイクシーズンなので慣らしもかねて少しツーリングすることにした。
目的地は一応奈良の入之波温泉山鳩湯という秘湯を目標にするが、寒い中走るのが苦手なのと、出発がだいぶ朝遅かったためたどり着いたらラッキーくらいの気持ちで走り出した。
広域農道グリーンロード→県道28号→県道15号→県道667号
いつも奈良までは何も考えず名阪国道で移動するが、面白みがないためちょっと開拓することにした。
今回は芸濃から広域農道グリンロードを南下し、国道165号線を横切った後県道をこまごまと経由して国道368号線まで出ることにした。
今日もうんこみたいな天気☆
広域農道グリンロードは面白い道で、基本的に農地や山の中を直線で突っ切る感じで、アップダウンが激しく、北海道にあるジェットコースターの路っぽい雰囲気だった。
ただ、交通量は多め。
そこから県道に入ると集落や山の中を抜けていくワイの好きな雰囲気にどんどんなってきた。
ええゾ!ええゾ!
ワインディングって感じではないし、クソ田舎を通ってる割に車が多かったけど、十分な快走路だった。
ちょうど見頃な梅くん。
国道368号線で曽爾村に
ここからは超快走路で奈良県に向かうが、標高がどんどん上がって容赦なく寒くなってきた。
天気も降りそうで降らない、ちょっと降っている曇り空って感じだ。
もう時間的に入之波温泉山鳩湯まで行くのは難しそうなので、曽爾村で去年のラストツーリングの時に立ち寄ったお食事処土井さんでお昼を取って帰ることにした。
到着すると誰もおらず、「あちゃー今日休みかー」って思っていたら地元の一般通行おばさんから「もうすぐお店の人来るよ」と教えてもらい、しばらく待っていたら本当に来た。
グーグルマップだと11時から営業になっているが、正しくは11時半からだそうだ。
グーグルは嘘つき、よってグーグルはホモ(QED)
今回も豚肉の鍋を選択。豚肉もさることながら、出汁が美味しくて寒くなった体が生き返るわ^~♨
なお、写真は撮れてなかった模様(ブロガーの屑)
曽爾村の新しいスポット探し
このまま帰ってもちょっと時間を持て余すため、少し寄り道をしようと思う。
曽爾村といえば曽爾高原!というくらいメジャーどころさん!?があるものの、去年行ってる上に人も多いのでもうちょっとマイナーなところを探してみた。
今回向かったのはこ↑こ↓
分岐が多い道を走らないといけないが、案内看板は充実しているので迷わずアクセス可能。
ただし、道中は傾斜が急で舗装が荒れており、そこそこの酷さ。
なんの問題ですか?(イキリ酷道厨)
こんなクソ道抜けたら誰もおらんやろ!と思ってたらバードウォッチングガチ勢が数名いた。
しあわせ鳥見んぐを崇めよ(唐突なステマ)
なるべく鳥さんが逃げないように静かに散策した。
今だとまだまだ新緑には程遠いので寒々しい雰囲気だったが、春や初夏にくるとすごく楽しそう。
ちょっと歩いた先の展望台みたいなところから紀伊山地が望める。
とても静かなところで、鳥の鳴き声と風しか聞こえずよき。
曽爾村に来たら嫌でも目にする屏風岩が近くで見られるが、野獣先輩の枕よりデカくて圧倒される。
と、自然を散策したところで次の目的地へ向かうことにした。
謎のソニックオブジェ
来た道を引き返し、御杖の道の駅から国道422号線で北上。
初めて走ったけどなかなかの快走路で、ところどころ狭いけど交通量も少なく程よいワインディングって感じ。
ダムのあたりで、右折し少しクソ道を走った後伊賀コリドールロードを少し南下すると目的地が現れる。
ネットで密かに話題になってる、謎のソニックオブジェ。
ちょっと前までは状態がひどくてそれがかえってネタになっていたが、最近地主の遺族の方たちが補修したらしくなかなか立派。
そもそもなんで置いているのかも、セガの許可取っているのかもよく分からないのが素敵。
たまたま路肩が広いところにあるので、停めて撮影も可能。
人気スポットなので、訪れた時もバイクと車が数台順番待ちしてた。
これがこのバイクの最後の写真になるとは誰も思わなかった。
しかし、周りがマジでなにもないため撮影してそそくさと撤収。
伊賀コリドールロードを北上してみたが、この道もなかなか良き。
このバイクに乗り換えてから下半身でしっかり曲がるってことが身についた気がする。
基本中の基本なんだけど、6Rより直進安定性が強いため下半身でうまく入力しないと曲がりづらい。
反面ちゃんと曲がれた時は手応えがあるし、コーナリング中の安定感が素晴らしい。
これがR1000 K1の魅力かもしれない。
この調子で今シーズンもよろしく頼むで、とバイクにお願いしながら国道へ戻りこのまま家に帰って終わり!
事故は突然やってくる
・・・となるはずだった。
しかしそうはならなかった。
国道を普通に直進していたら突如対向車線のプリ○スが右折してきた。
反射的にパニックブレーキをする俺!迫るプ○ウス!滑るタイヤ!
次回、GSX-R1000死す!
事故については示談交渉等が終わり次第記事にしようと思っているため、一旦ここまで。
結果としてはバイクは廃車になってしまったものの、ライダーはどこの骨も折れずに軽症で済んだ。
フルプロテクターで本当に良かった・・・。
というか生きててよかった・・・。
とりあえずしばらくバイクはお休み。
GSX-R125でいく、伊勢の旅
2年前にCB250Rを購入していたときに実はGSX-R125も候補に含まれていた。
残念ながらCB250Rはすぐに売ることになってしまったが、それじゃぁもう一台の方はどうだったのよ、と気になりレンタルをしてみることにした。
レンタルについて
今回はレンタル819さんを利用させていただいた。
今の時期は三重県の南くらいしか快適にお山も楽しめる場所がないので、鈴鹿店でお借りし、伊勢方面に向かうことにした。
R125は原付2種ということもあり、4時間5,300円、8時間5,700円とお得だったので、思い切って8時間をチョイス。
お店までは自分のバイクで行って、そこから借りることにした。
バイクに乗る格好のままそのまま乗り換える感じでツーリング再開できるので、かなり楽だ。
第一印象
とにかく見た目もコンパクトで、250ccフルカウルと比べても一回り小さい。
跨ってちょいと起こすと当然ながら軽い。
今どき低排気量者では珍しいトップブリッジ下のセパハンで、前傾姿勢はそこそこキツく、ステップもネイキッドとかと比べると高め。
でも、直前まで乗っていたR1000 K1に比べたらかなり楽。(というかあれのポジションが異常)
この辺は普段ネイキッドみたいな姿勢楽なバイクに乗ってる人とSSに乗ってる人とで意見が分かれそう。
そしてめちゃくちゃ細い。ステップ間の距離が短く、タンクが細い。
排気量が小さいから当たり前だ、って思うかもしれないけど、最近はリッターSSでも細いのが多いので、最近のトレンドといえばトレンドなのかも。
ステップ位置は若干低く感じるものの、不自然さは特に感じず、ツーリングとスポーツどちらも兼ねれる位置。
シートはクッション性がほとんどなく、表面が滑りにくくてスポーティ全振り。もはやレーシングバイク。
クラッチはスリッパークラッチではないものの、排気量的に当然ながらめちゃくちゃ軽い。
ハンドルはセパハンながら結構切れるのでUターンも安心そう。
こいつ125ccの癖にトップブリッジ肉抜きされてますよ。
操作系はめちゃくちゃシンプルなので、特に迷うことはなし。
最近スズキが推してる、エンジンを始動するときにスタートボタンを一瞬だけ押したらあとは勝手にかけてくれる「スズキイージースタートシステム」がありエンジンつけるときは地味に楽。(素朴な疑問だが一発でかからない時とか回り続けちゃうんだろうか)
シフトペダルは逆シフトにも対応してるっぽい感じ。
メーターはデジタルでタコ、スピード、ギヤポジ、時計、燃料は常時表示で、オド、トリップ、燃費が選択式のオーソドックスなもの。
でも、燃費表示がkm/lではなく、100kmあたりの燃料消費量だったので地味に計算がめんどくさかった。これに関してはkm/lに切り替える方法があるらしい。後で知った。
あと、回転数上がると点滅するRPMインジケーターがついてるっぽいが、未設定でつかなかった。これも後で調べたら普通に設定できるっぽい。
まずはバイパスで慣らし
伊勢に行くには国道23号線という交通量が多いバイパスをひたすら南下しなければならない。23号線は最近できた信号少なめの中勢バイパスと市街地を走り抜ける従来のルートがあるけど、慣らしも兼ねて従来のルートで南下することにした。
まぁ、初めてのバイクはまずクラッチ繋いでいくのだけでも大変。
セッティングが遊び多めなのかすぐ繋がりだす感じで戸惑ったが、すぐ慣れた。
ここさえ慣れたらあとはもうイージー。めちゃくちゃ乗りやすい。
低回転も薄くなく、スムーズに上までエンジンが回る。
特に国道で車の流れに乗るのも問題ないし、逆にゆっくり走るのも苦痛に感じない。
追い越し車線入ろうとすると少し頑張らないと行けないが常識的なスピードなら十分ついていける。
エンジンは回しても振動がすごく少ないおかげで、巡航で高回転維持しても疲れることはない。
そのままシフトチェンジせず減速しても、加速は鈍くなるもののノッキングが少ない。
あと、エンジン音と排気音がいい。
個人的に苦手なヒュンヒュン音は少なく、トトトトという端切れのいい低音が主張して良き。
そうこう言ってる間に伊勢についたので、伊勢神宮の外宮だけお参りすることにした。
集団大型バイクに囲まれてます!
コロナ渦でも人がそこそこいたが、密になるほどではなかった。
内宮は時間の都合でまた今度お参りすることにした。
そしてワインディングへ
さて、外宮で遅い初詣も済ませたので、ここからはいよいよ志摩半島のワインディングだ。
志摩半島といえば伊勢志摩スカイラインやパールロードを走るのが一般的だが、今回はなるべく混雑を避けて内陸のおそらく空いているであろうワインディングを走ることにした。
県道22号線で市街地を抜けて、途中から県道172号線を使って少し狭めなワインディングへ向かう。
そしてワインディングを走り出して最初の感想は
「あぁ、もう頭中脳汁まみれや!(変態糞鈴木)」
エンジンパワーが低いおかげで、常に高回転型エンジンのおいしいところを使って全開の迫真のエンジン音を聞けるし、ちょっと倒しただけで頭がスッと入っていくコーナリングがすごく気持ちがいい。
正直自分の技量とマージンのとり方ならほとんど倒さなくても余裕で曲がれる。(レンタルだから多めにマージン取ってるってのもあるけど)
いや、これフルバンクしないと曲がれないスピードって公道でありえるのか、と思ってしまうレベル。
この「これマジ?エンジンパワーに比べてコーナリング性能高すぎるだろ」みたいな感想は前に試乗したNinja250SLに似てる。
すべてが手のひらに収まる感じで、不安な要素が一切ない。
バイパス走ってるときは文句がなかったブレーキだが、下りでのブレーキングだと流石にカチッと感が少ないと思い始めたものの、絶対的な効きは悪くない。
マスターシリンダーとホース変えたら化けそう。
道中見つけた謎スポット
せっかく原2に乗ってることだし、ちょっと狭めな山道で冒険ごっこしようとしたらなんか変なスポット見つけた。
自己主張激しい数ののぼりに、無駄に広い駐車場、そして大量のお地蔵さん・・・。
いろんな神社仏閣見たけど、このスタイルは初めてだ。
しかもググっても詳細がわからなかった。
まぁ、こういう謎なスポットにフラっと寄れちゃうのも原2の魅力ではある。
そしてクソ道へ・・・
このお地蔵スポットを過ぎてもセンターラインがないもののそこそこ走りやすい山道が続いたが、だんだん雲行きが怪しくなる。
大型車通行禁止の看板を超えてついに・・・
なんやこのクソ道!?
路面が苔、落ち葉、砂、枝とクソ道に落ちてそうなもの大集合で、ガードレールがなく、路肩からすぐ横は崖・・・。
温見峠を1とするとこれは1.6くらいひどい。1.6温見(単位)
クソ道が比較的好きなワイですら、ため息出てしまうほどひどかった。
さっきのお地蔵さんが招き入れたのだろうか・・・。
流石にこのレベルのクソ道だと硬い足回りが辛い。
R1000の重さがないだけ楽に感じるけど、原2としてはクソ道適正は少ないか・・・。
まぁ、逆に苦労するほうが冒険感があるからいいというべきか・・・。
しかもこの峠、無駄に長い。
30分くらい走ってようやく抜けられた。
一応明記しておくが、車体へのダメージはなかった。
返却時に問題がなかったことをお伝えしておく。
レンタルバイクでこんな道走るのは褒められたことではないが、意図して入ったわけではなく迷ってしまったのでどうか許してほしい。許し亭許して。
ていうかもう走らねえよ、こんなクソ道!(ヘタレ)
気を取り直して海沿いのワインディング
クソ道のあとは、快走路のサニーロードと県道719号線を通って海沿いの景色が楽しめる国道260号線を走る。
これがまたいい道で、これまでのクソ道とのコントラストはまるで「け○のフレンズ2期9話」を見た後に「けも○フレンズ1期3話」を見てるときの感覚だ。(直喩)
このバイクだと苦手意識があった下りがすごく楽しめる。
丁度いい加速をしてくれ、ブレーキも効くから不安要素が少ない。
反面上りが難しく、なるべくスピードを落とさずに、シフトダウンをこまめにしてパワーバンドで走らないと大失速につながってしまう。このシビアさが楽しいのだけど。
あと、快走路をある程度のスピードで流すことも問題なかった。
もはや自分が125ccのバイクに乗っていることを忘れるほど、十分な巡航スピードが得られる。
ちなみに無意識に走ってると5速を使うことが多かった。
ふと気づいたら5速に入っていて燃費を考えて6速に上げることが多かったが、回転数と上り坂での速度維持を考えるとちょうどいいのが5速なのかもしれない。
なんて楽しく走っていたが流石にお腹が減ってきたのでこのへんでお昼を取ることにした。
今回お邪魔したお店はこ↑こ↓
お母さんが一人で営業している感じのお店で、もう雰囲気だけで美味しいよね・・・。
今回はマグロの定食をチョイス。1,800円。
刺し身とづけが同時に楽しめる贅沢なメニュー。
今まで食べてきたマグロは何だったんだろう・・・、そう思えるほど美味しかった。
生臭さは一切なく、食感が柔らかくて旨味がすぐに広がる。
さすが伊勢のマグロ・・・恐れ入りました。
また伊勢に来たら寄りたい。
そして帰路へ
本当に楽しいツーリングだったが、もう後は帰るだけになってしまった。
前回トラウマバイクをレンタルしたときは、正直早く返して自分のバイクに乗りたいなぁという気持ちが強かったが、今回は名残惜しかった。
ただ、流石に終盤はお尻が痛くなってきた。
普段、SSなのにシートが異様にふかふかしてるバイクに乗っているからケツイタ耐性が落ちていたので仕方がない。
途中で干物を買って、国道42号線、23号線(中勢バイパス)を北上して鈴鹿へ戻る。
あとは燃料を入れて返却するだけだが、今回のツーリング正直燃費については自信がなかった。
ストップアンドゴーが多い市街地も走って、いっぱいエンジン回して、アップダウン激しい道を走り回ったし・・・。
しかしとてつもない燃費を叩き出す。
なんと49.3km/l
流石にカタログ燃費を超えてしまっているので、ガソリンスタンドのおっちゃんの満タンが少なめだったのかもしれないが(特に燃費いい車種だと誤差は大きくなる)、それにしてもいい燃費だった。
まとめ
市街地をストレスなく走れて、ワインディングを楽しめて、Uターンもしやすく、軽さからちょっとした冒険もこなせて、燃費もすごくいい。
まさに自分が求めているものすべて備えたバイク。
タイヤやパーツ代も安そう。
サブバイクとして買うならすごくありなバイクだと思ったが、いかんせんフルカウルというのがR1000と被るし、オフ車も気になっているので今後ゆっくり検討していきたいところ。
新年のご挨拶と今年のバイク
今更ながらあけましておめでとうございます。
今年もほどほどに頑張って更新していきますのでよろしくおねがいします。
といっても冬はバイクに乗らずに夏に備えてお金を貯めたいのでしばらくネタがなさそう・・・。
今年の目標① 山陰地方に行く
自分のグーグルマップ見て、西の方に全然行ってないことに気づいたので、今年は頑張っていろいろ開拓してみようと思う。
そもそもなんであんまり行ってないかというと夏の暑い時期は長野、岐阜の山奥に行ってしまうし冬になると山陰地方は雪が積もるから行けないしで、盲点になっていた。
山陰だと自分の好きなひっそり感とか走ってて楽しい道が多そうなので、今年こそは制覇しておきたいと思う。
岡山とか広島もいいんだけど、大都市圏ってこともあって移動が大変そうだし、四国と合わせたほうが良さそうなのでまた今度。
メジャーな鳥取砂丘とか出雲大社も回りたいけど、大山あたりの道もかなり面白そうなので内陸部メインで行きたい。
行くとしたら5から6月かな。
今年の目標② もっとサーキットを走る
去年サーキットデビューをしたものの、猫ちゃん飼い始めたり微妙に遠い立地のせいであんまり行けなかったので、今年はもう少し走ってみようと思う。
スパ西浦でもいいんだけど、グーグルマップで確認したらほんの少しだが鈴鹿ツインサーキットのほうが近いのでそっちにも行ってみるつもりだ。
去年はスパ西浦で1分10秒を切れずにトップタイムからちょうど15秒、時間にしてちょうどテレビのCMを流せてしまうというひどい有様だったので、ライスクにも行って少しでも改善できたらいいなぁと思う。
今年の目標③ 東北ツーリング
いやぁ、これは実現できるかわかんないけど、本当に行ってみたい。
北海道はなんだかんだでレンタカーで何回も回っているが、東北は完全に未踏の地。
ただ、日数的に相当休み取らないと思う存分回りきれないから、2回に分けたりする必要がありそうなので、入念な前準備が必要だ。
今年の目標④ 車検を通す
まぁ、目標というよりやらないといけないことなんだけど。
21年落ち、7万キロ目前の車体の車検ってどのくらいかかるのか・・・。
ということで、一通りやりたいことを書いてみたけど、実際どの程度バイクに乗れるかはコロナの状況にもよるしよく分からない。
バイクの買い替え、買い増しはせずに一年を乗り切りたいと思う。そういう願望。
近場ツーリングも食傷気味になってきたし、今年は何本か長距離を走れたら御の字かな。
CB250Rレンタルインプレ というよりトラウマ克服編
少し話が長くなるが、自分は比較的長い間SSに乗っていた。
しかし、環境の変化や維持費の節約、のんびりバイクを楽しみたいという理由でCB250Rに乗り換えてみた。
しかし納車して数カ月後転倒して人生で初めての骨折を経験した。
コケた原因がスピードの出しすぎとか整備不良とか路面とかなら仕方ないが、普通に走ってて緩い右カーブ曲がろうとしたらズサーと滑っただけなので、当然理由も謎。
乗り換えてすぐに不可解な転倒をしたせいで納得がいかないのと恐怖心もあったので、いっそのことまたSSに乗り換えることにしたが、それ以来小排気量のバイクに対してかなりトラウマになってしまっていた。
このトラウマを解消するには乗らないと解決できなさそうなので、ここは思い切って原因追求のために同じ車種に乗ってトラウマを克服することにした。
レンタルで使ったサービス
だいたいのレンタルサービスは半日からが基本で、ちょっとだけ乗るというニッチな需要には対応していない。
しかし、Honda GO BIKE RENTALというメーカー直営のサービスには短時間の枠が設けてあり、試乗するにはうってつけだ。
時間単価で考えると割高だが、半日もトラウマバイクに乗るのはつらいので、今回は2時間だけ借りることにした。
巷でよく言われているのが、このレンタルサービスは保証をマシマシにしないと立ちごけでかなり費用が請求されるということ。
取り回しに自身がない人や普段乗っているバイクより脚付きが悪いバイクを借りるときはフルで保証をつけておいたほうがいいだろう。
僕は軽いバイクを借りるので遠慮します(舐めプ)
実際お店の人にも「そんな保証で大丈夫か?」と何回も聞かれたが「大丈夫だ、問題ない。」と答えておいた(フラグ)
多分、よくトラブルになるんだろうなぁ・・・。
ワインディングも近そうな岡崎にある拠点でレンタルをすることにした。
予約時間ギリギリに到着したらちょうど手続きしてる人がいて、実際借りられたのはレンタル開始時間をちょっとすぎてからだった。
少しもったいなかったからレンタルバイクをする時は余裕持って行ったほうがいいかもしれない。
取り回し、街乗り
一年半ぶりにトラウマバイクに跨ったらまず軽さに改めてびっくりした。
スタンド払ってバイクを起こすときに反対側に倒しそうになるくらいだ。
普段乗ってるR1000 K1に比べたら脚付きもよく、まず立ちごけは心配ない。
しかし、低くて前にあるステップくん、一文字に近い幅広なのに低めなハンドルくん、ニーグリップしずらいタンクくん、全員嫌い(直球)
なんか何がしたいかわからないポジションで、オフ車に近づけたいならハンドルを高くしてほしいし、普通のネイキッドに近づけたかったらハンドルがもっと手前に曲がっててステップ高いほうがいいし、タンクも丸みを持たせてニーグリップしやくすして欲しかった(わがまま)
そういえば買った当時も内心文句言ってた気がする。
バイクを買うときは一回でも試乗してポジションをしっかりチェックしてから買わないといけない(戒め)(もう遅い)(R1000なんて一回跨っただけで買った)
エンジン音はヒュンヒュン音多くてもっとセローみたいにトトトトした音が多いほうが好き。
一緒に来てくれたestおじさんが先導で、岡崎付近のワインディングを案内してくれるはずだったが、案の定道中はぐれて迷ってしまう(予定調和)
それでしばらく市街地を走ることになったが、街乗りは本当に楽しい。
エンジンも低回転からトルクフルだし、クラッチも軽いし、さっき文句言ってたポジションもそこまで気にならない。
普段乗ってるのがSSだから余計にそう思うが、我慢させられるところがなく街乗りのために設計されてると言ってもいいくらい快適だ。
渋滞にハマってもそこまで苦にならない。
そしてワインディングへ
そして迷いながらワインディングに入る頃にはもうレンタル時間も半分を過ぎていた。
当初は道の駅つくで手作り村を目的地にしていたが、そこらへんのワインディングを楽しんですぐ引き返すことにした。
とりあえず気づいた点をいくつか箇条書きにする。
- ブレーキはペタルディスク、ラジアルマウントキャリパーで一見強そうなのにあまり効かない。
- エンジンは低回転はスムーズにトルクが上がっていくけど、6000回転くらいから伸び悩む感じ。
- ゆっくりしたペースなら車体の挙動が分かりやすいけど、ある程度のスピード域から突然路面からの情報がなくなる・・・?
- サスは停まっているときに前後に揺らすと柔らかいはずなのに、ギャップは結構拾ってしまう。
- どこに体重かけて曲がればいいか分からない。
なんというかどう乗ってあげたらいいのかわからないという感じ。
全体的にゆっくりとしたペースなら安心して乗れるものの、ペースを上げていくと車体からのフィードバックがなくなっていき接地感が薄れる印象だ。
SSで快適なスピードの半分でちょうどいいくらい。
これは多分体重のかけ方がいまいち分からないからだと思う。
タンクの形状が本当に苦手なんだよなぁ・・・。
「ペースを上げるとなんか不安になる。」というのは当時ずっと思ってたことで、やっぱりその印象は変わらなかった。
そしてギャップで急に挙動が乱れるから怖い。
ただし、街を元気よく走る分には良かったし、取り回しも申し分ない。
・・・と言いたいけど街乗り用としては下手したらSSより荷物積めないので実用性的にうーむ。
太い倒立フロントフォークといい、エアクリの位置をずらしてまで追求したマスの集中化といいコンセプトがいいだけに惜しい。
もちろん、某動画サイトとか見ているとこのバイクで250フルカウルをぶっちぎってるサーキット動画もあるので、テクニックがあれば乗りこなせると思う。
というより慣れなのかな?
当職にはそのテクニックも乗りこなしてやるぜ!って気概もないからうーん、もう合わなかったんだろうなぁで片付けるしかない。
まぁ、このバイクで骨折してるからもはやレビューではなくて愚痴になっちゃった。
転倒の原因とは
転倒したとき気温低かったためミューが低かったので接地感の薄れる速度域がさらに低くなっていたことと、接地感のない不安感への「慣れ」が転倒の原因だったのかな、と思う。
SSだと常識的なスピードで道路に何も落ちてなければまずバイクが限界を超える(タイヤとか足回り的に)ことはないからその安心感になれすぎてしまい、「まぁ大丈夫でしょ」という経験則が駄目だったんだと思う。
しかしこのバイク、巷ではかなり足回りが評価されている。
こんなボロクソに言ってるの多分自分くらい。
まぁ、「合わなかった」というのが一番近いと思う。
ホンダの味付けが合わないのか、このバイク自体が合わなかったのかはよく分かんないけど、多分「目線を送るだけで曲がれるよ」みたいなハンドリングが駄目なのか・・・。
他人のレビューより自分の感覚がバイク選びで大事だと思い知らされた。
まぁ街中走っただけでは分かりづらいけど、とにかく違和感がないかを真剣に見定めるのが大事なのかも。
乗ったあとR1000に乗った結果
安定感がありながら曲がりやすくて頼もしい。
なんといっても、「ここに膝で体重かけながら曲がってね」ってバイクが教えてくれる感じで乗り方が分かるし、ペース上げていっても「これ以上はいけない(戒め)」って感じで限界をバイク側から教えてくれる感じ。
街乗り辛いし倒し込み重いけど、逆にこれに慣れてるから普通のバイクに乗れなくなってしまってるのかも。
曽爾高原ツー(11/20)
僕がツーリングに行く先といえば、岐阜、長野、北陸!といった感じで北国ばかりで滅多に南の方には行かない。
僕の家から南といえば紀伊半島が広がっており、割とメジャーなツーリングスポットが広がっている。
だが、自分がどうしても北国の風景が好きなのと、基本的に木曽三川のどれかの川沿いを通れば到着できる岐阜・長野に比べて、南進するのに避けられない四日市あたりの渋滞があるため実はほとんど行ったことがない。
しかし、この時期は北へ行くと紅葉が終わっててただ寒いだけだし、下手したら路面が凍結していて普通に危ないため、今日は奈良県にあるすすきの有名な曽爾高原まで行くことにした。
往路
行きは高速を使って東名阪から名阪国道に移り、五月橋ICで降りて名張を抜けながら南下するルートを選択。
しかし、これが思わぬミスで意外に東名阪が混んでいた。
これは多分火曜日が祝日なので月曜日有給取って4連休旅行する人が多かったからかも。
ただ、四日市JCTを超えたあたりからは快走で、あっという間に五月橋ICに着きそこからは下道で南下。
いい感じの風景のワインディングを楽しんで、名張の市街地を抜けたあと紅葉の名所の香落渓に着いた。
観光客が結構いて紅葉シーズンではあったものの、まだ緑が多くてもうちょっとあとに来たほうが紅葉きれいだったかもなぁ・・・。
お昼
このあとは曽爾村にあるぼたん鍋がおいしい「お食事処 土井」さんに行った。
結構有名なお店らしくテレビでも取り上げられてるっぽい。
関西のツーリングスポットのど真ん中にあるだけあって、着いた時は大人数マスツーおじさんに駐車場占拠されていてバイクを停めれなかった。
ちょうど駐車場に店から戻ってきたところだったので、出発するのを待ってたけどタバコ吸ったりバイク談義したりでなかなかどかない・・・。
結局5分くらい待ったら出発したけど、やっぱこういうバイク乗りになりたくないなぁとつくづく思った。
自分がマスツーするときは気をつけなきゃ(使命感)
さて、気を取り直して少し待ってようやく入店できたが、ぼたん鍋はどうやらまだやっていなかったみたいだった。
黒豚の鍋頼んだけど、いっぱい入って1,300円は安い。
美味しいに決まっておる。
あとすごい気になったけど入り口にあるこの謎オブジェはなんだったんだろ。
曽爾高原
さて、腹ごしらえもしたところで目的の曽爾高原に向かった。
曽爾高原に向かう途中ノールックで道に飛び出してきたプリウスと危うく事故りかけた。
やっぱ関西は運転マナー悪いわ!と思ったら三河ナンバーだった。
これは戦争やな(過激派)
さて、曽爾高原までは少し山道を走ればすぐに着く。
今回はガッツリ探索するためにトレッキングシューズを持ってきたが、これが思わぬミスだった・・・。
6月に抜釘したときの手術痕と靴が干渉してめちゃくちゃ痛い。
なんとかネックウォーマーを足と靴の間に挟んで歩くけど、いまいち改善されないから頂上まで登るのは諦め平地を少しだけ歩くことにした。
ススキはthe見頃といったところで、人もかなり多かった。
撮ってて気づいたけど、ススキって写真撮るの難しい。
実際の綺麗さをうまく表現できない感じ・・・。
うーむ。
ということで、きれいな風景を堪能して帰路に着いた。
やっぱこの時期は関西に逃げるのが正解で、前の温見に引き続き秋の風景を堪能できた。
ただ、ここから長い冬が始まるのでしばらくバイク乗るの少なくなりそ・・・。
テネレ700試乗
もう数年前からなんとなーく自分のバイクの楽しみ方とSSって合ってないよなぁと思い始めてて、まぁそれで250のバイクに乗り換えて転倒してSSに戻ったりしてるんだけど、それでもなかなか自分の中で答えが出ずに迷っていた。
もともとオフ車に乗っていて人生で一回はSSに乗りたいと思い乗り換えたが、結局好き好んで行くところは酷道やら山奥の人気がないところばっかりなのに気づき始めた。
もう「自分峠攻めるっす」みたいな気概もないし、サーキット遊びは楽しいけれどバイクの楽しみの一部って感じだし、楽に酷道とか林道とか走れるバイクっていいよなぁと思い始めていた。
じゃぁ、アドベンチャーじゃんってなるけど、あの「オフ走れるっす」みたいな雰囲気なのに実はオンロード向けというのがまた自分にとって微妙に思っていた。
んじゃ250ccクラスのオフ車は?ってなると、KLX250に前に乗っていたから分かるけど、長距離や高速道路が辛い。あと価格がものすごい勢いで高騰してる。
もうわがままな要求を満たすには少しでもオフ寄りなアドベンチャー探すしかないか・・・と、この動画みてポカーンとなった。
公式でめちゃくちゃオフ走ってますやん。というか砂漠しか走ってませんやん。
なんというかオフロードは個人的に終わってしまったカテゴリーだと思ってた。
ABSが義務化されてしまい、排ガス規制で重い装備を付けざるを得ないし、林道はどんどんなくなっていくし。
まぁ、KTMとかBMWとか外車に目を向ければ割とオフも走れるアドベンチャーはあるけど、外車はやはり信頼性が心配なので国産からこういうバイクが出ているのは嬉しい。
ということで近くで試乗ができるお店を探していたらYSP各務原東さんがヒットしたので、早速試乗に行ってきた。
ちなみに試乗といいつつ1,000円かかるが、レンタルに比べればだいぶ安いからまぁ多少はね?
kakamigaharahigashi.ysp-shop.com
足つき等
第一印象は「でかっ!」。
店員さんが先導してくれるMT-03がミニバイクに思えてしまう。
ただ以外にもSSとかと比べてテール周りが高くないので跨がりやすい。
足つきは両足つま先がギリギリ地面に付いて、250オフに比べて幅広シートながら意外と足つきがいいぞと喜んでいた。
しかし、店員さんから残酷な事実をすぐに伝えられる。
「この試乗車はいろんな方が乗られているので、ローダウンシートにローダウンリンクを入れてあるので、フルノーマルだとあと4cmくらい高いですよ。」
は?(真顔)
これで4cm上がったらこれはもうわっかんねえなぁ(未知のエリア♂)
足つきはとうでもいいと普段から豪語してる自分ですらこれには危機感を覚えてしまう。
(参考までに自分は身長172cm)
ただ、ローダウンしてある限りそこまで苦にはならないレベルなので、今回の試乗は大丈夫そうだ。
ステップに足を乗せたらもうこれはオフ車だなって確信した。
足首を曲げられないオフロードブーツでも操作できるようにペダル類の位置が高い。
シフト、リアブレーキは足全体で操作する必要がある。
当然ながらシフトペダルやリアブレーキの上に足を乗せながら走る事はできないため、常につま先でステップを踏むことになる。
そしてニーグリップする場所がない。
オフロードでは確かにニーグリップではなく、スタンディングしながらくるぶしグリップするときが多いから「ニーグリップなんか必要ねえんだよ!」って割り切りを感じる。
あとシートが硬い。
長距離乗るときの快適性よりオフロードで乗りやすいように割り切ってる。
メーター周りもシンプルで、どうしても規制で付けないといけないABS(しかも解除できる)以外はない徹底ぶり。
ハンドルは高くて幅広で姿勢は完全に直立、オフ車ですね。
スタンディングももちろん違和感なくできる。
実際に乗ってみて
試乗コースは街中を少し走るだけだったが、バイク選びでミスった苦い経験があるので、「違和感」がないかを確かめながら走った。
でも実際感じたのはオフ車乗ってたときの「懐かしさ」だった。
MT-07と共通の270度クランクのパラツインエンジンを搭載しているが、味付けは多分違うかも。
クラッチを繋げていくと、ググッと射出されるように飛び出すような印象だった。
低速トルクマシマシなのとクラッチの遊び少なめだったからかな。
振動も多めで回転を上げるとメーターがブルブル震えている。
これは多分人によっては安っぽく感じると思うかもしれないけど、オフ車っぽくてよき。(普段安っぽさ全開のスズキ車に乗ってるから余計に気にならない)
試しにアクセル少しひねってみるとアップライトな姿勢とトルクですぐウイリーしそう。(当然試乗なのでできないけど)
250オフより重い分パワーがあるから街乗りは楽だった。
あとブロックタイヤのウネウネ感も伝わってきて、これは人を選びそう。
サスは柔らかいけど腰がある感じで普通に快適。
この感じだと走破性は高そうだけど、町中だと本領が分からなかった。
ブレーキはブレンボのキャリパー付いており、コントローラブルでよく効くから文句なし。
スクリーンは調整機構は付いていないが、伏せない状態でおでこあたりに風が来るので防風効果はOK。
ヘルメットによっては風切り音が気になるかもしれない。
総評
試乗コースを先導ありでちょっと町中を走っただけだったけど、楽しかった(小並感)。
今の時代にここまで割り切ってよく製品化できたなぁって思うくらいオフ車感全開だった。
もちろんそもそもオフ車は幅広い使い方ができるから、別にオフ走らなくても舗装路だけのツーリングにも使えると思うし長距離を快適に走れると思う。
まぁ、快走路がメインならトレーサーのがいいかもしれない。
パニア付ければ積載性も十分。
気になるのはオフでの重さと容赦ない足つきくらいかな。
ちなみに試乗後にR1000に乗った感想
小さっ!シート低っ!ステップ高っ!姿勢つらっ!エンジンスムーズすぎぃ!